ヨガとは何か
ヨガは、今からおよそ4000年前にインドで生まれたものです。今よりも生きるのが大変だった時代に、どうしたらみんながよりよく幸せに生きられるかということを追求されてきたものです。時を経て、ストレス社会のアメリカで見直され、現代の人にも受け入れられやすい形にヨガがアレンジされてきました。
ヨガの構成要素は、大きく分けて以下の4つになります。
①呼吸法
②アーサナ(ヨガのポーズ)
③瞑想
④ヨガ哲学
もともと昔のインドで行われていたヨガは瞑想そのものでした。それにヨガのポーズやいろいろなヨガ哲学の考え方が加わったりして、さまざまスタイルが生み出されてきました。しかし、最終的な目的はどの流派でも同じで、すべての生き物が自由で、平和で、幸せに生きられるようになるというところにたどり着きます。健康な体、安定した心を持ち、本当の内なる自分に正直に生き、精神性を高めて、周りの人が幸せになるために何かしらの形で自分が貢献していく。「他という概念がなくなり、すべての存在が自分と同じように幸せで自由な状態になっていくこと」がヨガの目指していくところです。
ヨガは現在に至るまで、4000年以上も紡がれてきているわけです。それは、やはり幸せに生きるための本質が凝縮されているからゆえだと思います。たくさんのヨギーたちが今まで伝え続けてくれたヨガの叡智が、現代をよりよく生きるためのツールとして、みなさんの生活の中にも根付いてくれたら幸いです。