日常生活の中でのヨガの実践
日常生活の中でのヨガの実践法をご紹介したいと思います。ヨガスタジオなどでヨガクラスを受けるときだけでなく、日常の中でもヨガを実践し、よりよい暮らしを送っていきましょう。
- ①アーサナ(ヨガのポーズ)と瞑想を続ける
-
アーサナ(ヨガのポーズ)と瞑想を少しでもいいので、できるだけ毎日続けましょう。ご自分が心地よいと思うポーズをいくつか行うだけでも構いません。おすすめするのが、寝る前と起きてすぐ。アーサナ(ヨガのポーズ)を行うことで、筋肉をほぐしたり、血液やリンパの流れをよくしたりしてコリやむくみなどを解消させることができます。体の不快な要素を取り除くことによって、リラックスすることができます。また、瞑想をすることにより頭をリセットさせて、心を落ち着かせることができます。
寝る直前に行うことで、深い良質な睡眠を取ることができます。また、無理な姿勢で寝たりすると、起きたときに体が凝っていることがよくあります。そんなときに、アーサナ(ヨガのポーズ)で体全体を伸ばし、コリを解消して、リフレッシュした状態で1日を始めることができます。
ヨガのアーサナ(ヨガのポーズ)と瞑想を毎日効果的に行うということは、自分で自分のエネルギーを整えたり、癒したりすることができるようになるということです。自分を癒すために誰かの助けが必要な、マッサージやセラピーなどに行く必要がなくなります。 - ②正しい呼吸をする
- 日常生活の中でも正しい呼吸(ヨガでは完全呼吸法を推奨)を行いましょう。呼吸と心の状態は連動しています。呼吸を深く、穏やかなものにしておくことで、心も穏やかで安定した状態を保つことができるようになります。また、常にたくさんの酸素を血液や脳に送ることにより、体の中の細胞を活性化させエネルギーを高めることができます。呼吸は、24時間365日行っているものなので、良質の呼吸法をマスターすることは、生活に大きく変化をもたらしてくれます。
- ③正しい姿勢をとる
- 日常生活の中での自分の姿勢を意識しましょう。すらりと伸びた美しい姿勢は、周囲に気持ちのいい印象を与えます。姿勢がよくなると、見た目の印象だけでなく、体の内側(内臓や神経など)にもいい影響も与え、自律神経などの働きもよくなっていきます。結果として、心の調子も整いやすくなってきます。ヨガのテクニックであるバンダ(ムーラ・バンダ、ウディアナ・バンダ、ジャランダラ・バンダ)を日常でも活用し、正しい力の入れ方と抜き方を意識していきましょう。バンダに関しては、定期的によい指導者のもとでヨガレッスンを受けたり、ヨガのアーサナ(ヨガのポーズ)を続けていくと、意識できるようになってきます。
- ④正しい食事
- 正しい食事をしましょう。食事も毎日行うことなので、どのような食事をするかはとても重要なことです。食べたものが、自分の体や精神をかたちづくっています。エネルギーを高めてくれるようなナチュラルで栄養価が高く、かつ人間が本来持っている免疫力や自然治癒力を活性化させるような食べものを摂りましょう。(詳細は「ヨガ的な食事」を参照。)
- ⑤日常の中でのヨガの実践
- 日常生活の中でヨガ哲学の教えを実践しましょう。本当の内なる自分に正直に生き、周りの人が幸せになるために何かしらの形で自分が貢献していくような生き方をしていきましょう。また、執着を手放し、物事の変化に対して受け入れられる心を養っていきましょう。
その他に・・・
- シンプルに生きる。
- 休息を十分にとる。
- ポジティブシンキング
- 体を清潔にする。清潔なものを身にまとう。
- 身の回りをそうじして常にきれいにしておく。
- 日常の中で、地球環境を意識する。
ケミカル(化学物質)をなるべく使わず、自然素材のものを使う。電気、ガス、水、ティッシュ、洗剤などをなるべく使わないようにする。ものを大切にする。 - 断捨離する。
今、ここ、自分に心地いいもの、心から好きなものだけを残して、不要になったものを手放す。非生産的なことに時間を使わない。本当に必要なものだけを買ったり、取り入れる。 - エネルギーレベルが高いものを身の回りに置く。身につける。
自然素材なもの、伝統的なもの、デザインが美しいもの、良質なもの。 - 自然のリズムに合わせて生活する。
早寝早起き。太陽が昇るとともに目覚める。 - 太陽に適度に当たる。
- 月のリズムで生きる。新月にビジョンを考える。
- Moon Day(新月と満月)に1日断食する。
蓄積された毒素をデトックスし、体の中を浄化しましょう。また、意志力と忍耐力を高める修行にもなります。 - 朝起きたときに、舌磨きと白湯、朝食断食。
朝一番に体を浄化、デトックスするためのひとつの方法です。 - 笑う、楽しむ。
- 感謝する。
- 祈りの時間を持つ。
- 心の断食
沈黙(サイレント)、瞑想、携帯やPCやTVなどに触れない1日をつくる。 - できるだけ自然療法で治す。
重篤な場合、緊急性が高い場合にのみ、西洋医学に頼る。 - 良質な考え方を取り入れる。
世の中に溢れる情報の中から、良質な情報を自分で取捨選択できるようになりましょう。